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写真家 岡田敦 - Office Okada | Official Blog

I kiss the world by taking the photograph

■ 『北海道新聞』2018年8月16日

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北海道新聞の一面に花咲線企画の記事が掲載されました
今秋から公開予定です
 
 
  1. 2018/08/17(金) 00:00:00|
  2. 新聞掲載

■ 根室市の花咲線企画はじまります

『毎日新聞』2018年8月8日

〜花咲線の魅力発掘 市が写真家4人に撮影依頼〜

 JR花咲線(根室線・釧路-根室間)の魅力を掘り起こそうと、根室市は撮影スタイルの異なる写真家4人に撮影を依頼。市の沖合に浮かぶユルリ島の野生馬などの撮影を続けている岡田敦さん(39)=東京都=が7月末までの10日間、「花咲線の夏」を切り取った。

 「写真界の芥川賞」とも呼ばれる木村伊兵衛写真賞を2008年に受賞した岡田さんは11年から、根室に10回以上滞在して独特の自然景観や春国岱(しゅんくにたい)など「根室ならではの1枚」を撮影してきた。

 とりわけ春から夏の太平洋側特有の濃霧に魅力を感じ、今回の撮影最終日となった7月30日も、霧の中の馬…(続きは下記HPでご覧ください)。


毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180808/ddl/k01/040/154000c
 
 
  1. 2018/08/11(土) 00:00:00|
  2. 新聞掲載

■ 根室市の花咲線企画はじまります

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『北海道新聞』2018年07月31日
根室市の「花咲線を守ろう」企画 写真家岡田さんが撮影

 写真界の芥川賞といわれる木村伊兵衛写真賞を受賞し、根室市昆布盛沖のユルリ島で野生馬の撮影を続ける稚内出身の写真家岡田敦さん(39)=東京都在住=が30日、市内の落石地区で撮影を行った。
 市がインターネットで寄付を集めるクラウドファンディング(CF)型ふるさと納税で取り組む「日本最東端の鉄路『根室本線花咲線』を守ろう!」の一環。岡田さんを含む写真家4人が撮影を行っている。
 岡田さんは今月中旬に道東入りし、コンブ漁の出漁風景や釧路駅に停車する列車など5千枚ほどを撮影。最終日の30日は落石駅のほか、岡田さんが「道内でもガスと馬が一緒に見られるのは珍しく、ユルリ島のような光景も楽しめる」と評価する浜松フットパスで撮影に臨み、濃い霧が立ちこめる中、放牧されている馬にカメラを向けシャッターを切った。

北海道新聞
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/213826
 
 
  1. 2018/08/03(金) 00:00:00|
  2. 新聞掲載

■ 根室市の花咲線企画はじまります

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『釧路新聞』2018年07月31日
花咲線の夏、切り取る 秋以降に絶景公開

 JR花咲線利用促進PR事業で、根室─釧路間の絶景ポイントを掘り起こす4人のカメラマン。それぞれ得意分野で「花咲線の夏」を追い、ほぼ撮影を終えた。30日には、そのうちの1人岡田敦さん(39)=東京在住=が締めくくりの撮影を行った。4人は秋から冬に再度、花咲線沿線で撮影活動を行い、ポスターや専用サイト上で発信する。一方、同撮影事業など花咲線PR経費を募っているクラウドファンディングは、募集期間4カ月を残して目標額を40%超過、5000万円に迫る勢いだ。

釧路新聞
https://www.news-kushiro.co.jp/news/20180731/201807316.html
 
 
  1. 2018/08/02(木) 00:00:00|
  2. 新聞掲載

■ JRA発行「ぱどっく」にエッセイを寄稿いたしました

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「北海道、ユルリ島の野生馬」

 馬は走るのが好きな動物だと思っていた。無人島に生息する野生馬と聞けばなおさら、無造作に伸びた鬣を風になびかせ、大地を駆け巡っている姿を想像していた。だが、ユルリ島の馬は穏やかだった。島に自生するミヤコザサをのんびりと食べ、夏は高山植物が咲き乱れる草原のなかでうたた寝をしている。

 私がユルリ島の存在を知ったのは2010年頃だ。当時はインターネットで「ユルリ島」と検索しても「北海道の天然記念物」「根室沖の無人島」「野生馬の楽園」といった簡単な情報しか見つからず、北海道の人にとってもほぼ無名の島だった。私はユルリ島の馬の記録を文化として残す必要性を感じ、写真を撮らせて欲しいと問い合わせた。しかし学術研究以外での上陸は認められておらず、許可をいただくのに約一年半もの時間を費やした。

 ユルリ島に昆布漁の労力として馬が持ち込まれたのは1950年頃だ。多い時には約九軒の番屋がたち島は昆布の干場として利用された。しかしエンジン付きの船が普及すると、島はやがて無人島となった。労力としての馬の役割が終わり、多くの家が馬を売るなか、ユルリ島の馬は「肉として売るのは忍びない」という漁師の思いから、餌も豊富なユルリ島に残された。馬がいることで草丈は低く保たれ貴重な高山植物が美しく咲き誇る。1976年には北海道自然環境保全地域に指定された。しかし2006年、間引きをしていた漁師たちの高齢化もあり、牡馬が島から引き上げられた。

 牡馬がいなくなり、やがて消えゆく運命となったユルリ島の馬。多い時には約30頭の馬が生息していたが、多くの伝統や文化が後継者が途絶え終わりを迎えるように、ユルリ島の馬もこのままいなくなるのだろうと思われていた時、「根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会」が昨年設立された。馬の役割が減り、北海道からもその姿が消えてゆくなか、地元の方がどのような答えを導きだすのか、私は楽しみにしている。
 
 
  1. 2018/08/01(水) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ 「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学」アジア旅映画・テレビ映像祭でグランプリ受賞

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2016年にテレビ出演した「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学」が、中国で開催された「アジア旅映画・テレビ映像祭」で国際番組部門最優秀賞(グランプリ)を受賞しました。ジャケット写真を担当したDVD、Blu-rayは Amazon.co.jp で販売中です。

Amazon.co.jp:乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学


Yahoo!ニュース 7/31配信
元乃木坂46・橋本奈々未の故郷を旅した番組が中国で国際番組部門最優秀賞に!

元乃木坂46・橋本奈々未主演の番組「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学」(北海道文化放送)が、中国テレビ芸術家協会主催「中国・アジア旅映画・テレビ映像祭」で国際番組部門最優秀賞を受賞した。

同番組は、橋本が故郷である北海道を題材にした一冊の本と一緒に、その舞台を旅する映像物語。2016年2月~3月、2016年10月~12月の2シーズン全11話が北海道文化放送で放送された。

本好きで知られていた橋本が、人や絶景に触れる紀行ドキュメンタリーの他、印象に残った一節を大自然の中で心を込めて朗読。自分の言葉で、本の魅力や影響を受けた生き方などを語っており、2015年秋から芸能界引退を発表する直前の2016年秋までの1年間に及ぶ彼女の心情が綴られている。朗読の場面に挿入される、文学世界を表現したドラマのような美しい映像も見どころの一つ。北海道の絶景の中で、橋本が知られざる素顔を露わにしている。

今回受賞したのは、前篇が2016年2月25日に、後篇が2016年3月3日に放送された「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学冬の旅~羊をめぐる冒険~」。橋本が村上春樹のベストセラー小説と一緒に、舞台となったといわれる北海道・美深町を旅する物語だ。

美深町は30年以上前、村上が専業作家になる決意をする直前に旅した場所であり、橋本は当時の村上の思いを想像し、小説世界と現実を行き来しながら、次第に自分自身の人生に向き合っている。

橋本は2017年2月20日をもって芸能界を引退しているが、授賞式は7月30日夜に中国台州市で行われ、「土地と文学のかかわりについて、これまでさまざまな試みが行われてきたが、あまり成功例がない中、『恋する文学』は、とても良くできている」と評価された。

Yahoo!ニュース
元乃木坂46・橋本奈々未の故郷を旅した番組が中国で国際番組部門最優秀賞に!

 
 
  1. 2018/08/01(水) 00:00:00|
  2. テレビ出演等

■ 『北海道新聞』2018年7月6日

" ユルリ島の馬残そう 根室の市民団体、ネットで資金募る 高山植物、海鳥と共生 "

根室市の市民団体が根室半島沖の無人島ユルリ島に放牧する馬の購入費を調達するため、インターネット上で寄付を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。多くの高山植物が生育する島は初夏、花畑のように見える。馬はササなどを食べ、希少な高山植物には口を付けないため、島は高山植物や海鳥が共生する珍しい環境が形成されているが、現在3頭にまで減っている。

団体は「根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会」。島の魅力を発信しようと昨年9月に設立され、会員は市内の経済人や自然愛好家ら65人。

ユルリ島は面積168ヘクタールの台地状の小島で、落石漁協が所有。島の一部はエトピリカなど海鳥の繁殖地として1963年に道の天然記念物に指定され、現在は学術調査など以外の上陸は許可されていない。

CFは8月31日まで。当面100万円を目標に集め、馬1頭の購入と輸送費用に充てる。馬の種類は選定中。最終的には300万円を集め、3頭を運び入れたい考えだ。CFのサイトはhttps://readyfor.jp/projects/yururi


□ ユルリ島・クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/yururi

□ 北海道新聞
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/206223
 
 
  1. 2018/07/07(土) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ 『毎日新聞』2018年07月03日

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『毎日新聞』2018年7月3日
新しい馬を 根室・市民団体がネットで寄付募る

コンブを運ぶために使われていた馬が余生を過ごしている根室市沖の無人島・ユルリ島に新しい馬を導入して現在の環境を維持しようと2日、市民団体がインターネットで寄付金を集めるクラウドファンディング(CF)をスタートさせた。100万円(馬1頭分)を当初目標とし、最終的には3頭の放牧を目指す。

計画を進めているのは「根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会」(田嶋靖照会長・65人)。ユルリ島には1950年代、水揚げされたコンブを高さ30~40メートルある崖の上に干すために運ぶ馬が持ち込まれ、最盛期には約30頭が活躍した。動力船の普及によって役目を終え、島で野生状態のまま過ごしてきたが、高齢化が進み今では3頭だけになった。

そこで同会は「いずれ馬がいなくなれば背の高い草が生い茂り、花畑のような美しい風景は失われてしまう」と立ち上がった。相談役の早川昭貴彦さん(71)は、馬と共生していた「歴史遺産としても残したい」と語る。

「誰も入れない幻の島。鳥・花・馬が共生するユルリ島を守りたい!」と銘打ち、クラウドファンディングサイト「Readyfor」で8月末まで支援金を募る。支援額に応じて馬の命名権、馬の撮影を続ける写真家、岡田敦さんのポストカード、海の幸の詰め合わせなどの返礼を用意している。

ユルリ島は、エトピリカやチシマウガラスなどの希少な海鳥の繁殖地で、高山植物の宝庫。島の一部が道の天然記念物や国の鳥獣保護区に指定され、一般の立ち入りはできない。【本間浩昭】

☆ ユルリ島・クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/yururi

 
 
  1. 2018/07/05(木) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ 『釧路新聞』2018年06月29日

仕事「釧路新聞」2018年06月29日s

『釧路新聞』2018年06月29日
クラウドでユルリ島の野生馬維持

根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会(田嶋靖照会長、会員65人)は、7月2日からインターネットで寄付金を募るクラウドファンディングをスタートさせる。馬の購入資金を調達するのが目的。野鳥や多種多様な高山植物が繁茂するユルリ島は、同島で暮らす野生馬が環境保全にひと役買っているものの、馬の高齢化から、その存在が危惧されている。同会は新たな馬を放牧することで現状の環境を維持したい考えだ。公募期間は8月末までの2カ月間で、支援額に応じた海産物などの返礼品と、ユルリ島で野生馬の写真を活写している写真家岡田敦氏のポストカードなどを用意している。【山本繁寿】

☆ ユルリ島・クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/yururi
 
 
  1. 2018/07/05(木) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ ユルリ島・クラウドファンディング

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ユルリ島の馬を維持する活動がはじまりました。

□ ユルリ島・クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/yururi

 
 
  1. 2018/07/03(火) 12:39:36|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ ギャラリートーク開催決定!


岡田 敦『Yururi Island - ユルリ島の野生馬』 from redTanpopo on Vimeo.


展覧会「ユルリ島の野生馬」ギャラリートーク開催

6月24日(日)にギャラリートークを開催いたします。ゲストにNHK自然番組プロデューサーの石垣竜さんをお迎えしいたします。どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお越しください。

日時:2018年6月24日(日)
14:00~15:00・ギャラリートーク
15:30~16:00・サイン会
場所:大正大学 ESPACE KUU 空
予約不要・入場無料

石垣竜
1987年大阪府生まれ。2010年NHK入局。釧路放送局、科学環境番組部を経て、現在NHKエンタープライズ自然科学番組プロデューサー。「さわやか自然百景」「ダーウィンが来た!」などの自然番組のほか、北方領土に関する番組を制作。2014年2月に写真家の岡田敦と共にユルリ島へ渡島、その後10月にも同行取材をし「消えゆく馬を写す〜ユルリ島の野生馬〜」を放送。

<主要制作番組>
NHKスペシャル『神秘の球体 マリモ』
地方発ドキュメンタリー『ロージナ(ふるさと)』
SFリアル『アトムと暮らす日』
最新作は5月6日に放送したNHKスペシャル『ブループラネット 大海原 青い砂漠を生き抜く』


<ユルリ島 YouTube チャンネル>更新しました!
https://youtu.be/IJwyUz_b9-I
 
 
  1. 2018/06/03(日) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ イベント出演のお知らせ

PHOTONEXT2018
〜木村伊兵衛写真賞作家が認める PIOTEC HD Print の魅力〜
パイオテックプレゼンツによる岡田敦氏のセミナーを行います。
展覧会「ユルリ島の野生馬」を開催中の岡田氏が、ユルリ島の自然やメタルプリントの魅力、また制作過程等を語ります。

日時:6月5日14:00〜15:00
場所:パシフィコ横浜・CDホール内「セミナールーム」
Presented by Piotec

PHOTONEXT2018:http://www.photonext.jp
セミナー案内:http://www.photonext.jp/seminarroom
ブース案内:http://www.photonext.jp/booth
 
 
  1. 2018/06/01(金) 00:00:00|
  2. イベント情報

NHK「おはよう日本」孤島の野生馬 その姿が人をひきつける理由

NHK「おはよう日本」のウェブサイトに、
先日出演したユルリ島の特集内容が掲載されました。


〜孤島の野生馬 その姿が人をひきつける理由〜
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2018/05/0523.html


Special Thanks
Mr, NAGANO Keigo
Ms, KURATOMI Haruna
Mr, YOSHIOKA Hiroshi
Mr, ISHIGAKI Ryo
 
 
  1. 2018/05/25(金) 00:00:00|
  2. テレビ出演等

■ 『釧路新聞』2018年05月23日

5月23日 釧路新聞s


根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会
http://yururi.main.jp

 
 
  1. 2018/05/23(水) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ テレビ出演のお知らせ

NHK「おはよう日本」出演予定
2018年05月23日(水)午前7時頃から


写真展「Yururi Island ユルリ島の野生馬」(6月24日まで開催)を中心に、
これまでのユルリ島での活動が紹介されます。ぜひご覧ください。

□ NHKニュース おはよう日本
http://www4.nhk.or.jp/ohayou/

□ ユルリ島 ウェブサイト
http://okadaatsushi.com/yururi_island.html
 
 
  1. 2018/05/20(日) 00:00:00|
  2. テレビ出演等

■ 『北海道新聞』2018年04月16日掲載

仕事「北海道新聞」2018年04月16日夕刊
 
 
  1. 2018/04/17(火) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ 展覧会「ユルリ島の野生馬」オープニングレセプション

展覧会「ユルリ島の野生馬」東京
会期:2018年4月13日(金)- 6月24日(日)


オープニングレセプション
2018年4月13日(金)18:00~20:00
どなたでもご参加いただけますので、お気軽にお越しください。
予約不要・入場無料

トークイベントの日程は後日お知らせいたします


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ESPACE KUU 空 大正大学 5号間1階
〒170-8470 東京都豊島区西巣鴨 3-20-1

|アクセスマップ|
 
 
  1. 2018/04/09(月) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ 展覧会「ユルリ島の野生馬」東京

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展覧会「ユルリ島の野生馬」東京
会期:2018年4月13日(金)- 6月24日(日)

会場:ESPACE KUU 空(大正大学)
   東京都豊島区西巣鴨 3-20-1 大正大学5号館1階

開場時間:10:00 - 19:00
入場料:無料

オープニングレセプション:4月13日(金)18時から

■18:00-18:15
 キュレーターと岡田敦によるギャラリートーク
■18:30-20:00
 レセプション・パーティー


どなたでもご自由にご参加いただけます。お気軽にお越しください。
また会期中のギャラリートークなどは日程が決まり次第お知らせいたします。


主催:大正大学
後援:根室市
   落石漁業協同組合
   根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会
   東川町国際写真フェスティバル
   豊島区

作品制作協力:株式会社堀内カラー フォトアートセンター
       パイオテック株式会社(PIOTEC HD Print / 高解像度メタルプリントの制作協力)

特別協力:NPO 東京画


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<ユルリ島の野生馬>

 北海道根室半島沖に浮かぶユルリ島には、かつて昆布漁の労力として島に持ち込まれた馬の子孫が、無人島となったいまでも生きている。ユルリ島は、周囲7.8km、面積168ha、海抜43m。台地状の島の海岸線の大部分は30~40mの絶壁をなし、岩礁で囲まれている。その切り立った断崖の上に昆布を引き上げるため、馬の力が必要だった。

 「ユルリ」の語源は、「鵜の居る」を意味するアイヌ語の「ウリル」である。島はエピリカやチシマウガラスなど、希少鳥類に指定されている鳥の繁殖地であるため、北海道の天然記念物や国の鳥獣保護区に指定されている。そのためメディアをはじめ、人の立ち入りは禁止されている。

 ユルリ島に馬がはじめて持ち込まれたのは1950年頃である。戦後、本土に昆布の干場を持たなかった漁師が、土地を求めて島に移り住み、切り立った断崖上にある干場に昆布を引き上げるため、馬を島に持ち込んだ。馬は30~40m程ある崖の上で、網に詰め木枠に入れられた昆布を、櫓に下がった滑車を使って引き上げた。最も多い時期には、約9軒の番屋と7基の櫓があった。いまでも島には櫓跡が数カ所残り、干場跡に残る小石が当時の生活を偲ばせる。

 しかし昭和40年代になると、本土に新しい干場ができ、エンジン付きの船も普及しはじめた。それは昆布の干場を求めて島に渡った漁師にとって、島で生活を続ける必然性がなくなったことを意味した。やがて島から人が去りはじめ、最後の漁師が島を後にしたのは1971年のことだった。島の馬は、「連れてかえってきたところで馬を放つ場所がない。肉として売ってしまうのも忍びない。せめて余生を島で暮らせたら」という漁師の思いから、馬の餌となるアイヌミヤコザサが豊富なユルリ島に残された。本土でもトラックの普及により、多くの家が馬を売った。

 その後、ユルリ島の馬は、近親交配を避けるため種馬だけが約5年おきに入替えられ、牡馬が生まれると間引きされた。多い時には約30頭の馬が生息し、給餌を受けず、交配や出産は自然にまかされた。機械化が進み、多くの馬が家畜としての存在価値を失ってゆくなかで、ユルリ島の馬は人が去った無人島で使役されることもなく、島のなかで静かに世代を重ねてきた。その姿を見て人は、その島を「馬の楽園」と呼んだ。エトピリカが囀り、タチギボウシやツリガネニンジンなどの白花品種が咲き乱れる。貴重な生態系の中で命を紡ぎ、世代を重ねながら島の環境に順化してきた馬たちは、根室の歴史や風土が生みだした文化的所産とも言える。しかし2006年、間引きをしていた漁師たちの高齢化もあり、牡馬が島から引き上げられた。島には14頭の牝馬だけが残り、馬はやがて消えゆく運命となった。

 2006年に14頭いたユルリ島の馬は、2011年には12頭、2017年には3頭にまで減った。夏になれば花畑とかすユルリ島は、約300種の植物が生育するため北海道の自然環境保全地域に指定されている。しかし馬がいなくなれば、馬の餌となるイネ科の植物などで島は覆われ、希少な高山植物を含め、島の植生は大きく変わってしまうだろう。鳥だけではなく、植物や馬も含めて北海道の天然記念物に指定されていれば、ユルリ島には違った未来があったのかもしれない。根室半島沖に浮かぶ小さな楽園で生きる馬の姿をみていると、僕たちはいま文化としてなにを守り後世に伝えてゆくのか、そうしたことが問われているような気がする。

2018年 岡田敦



<Artist Biography | 岡田敦>

 1979年、北海道生まれ。2002年、第4回富士フォトサロン新人賞受賞。2003年、大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。同年、「生きること」に焦点をあてた写真集『Platibe』、『Cord』(窓社)を刊行。2008年、日本全国の若者約50人を撮影した『I am』(赤々舎、2007年)で第33回木村伊兵衛写真賞を受賞。同年、東京工芸大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了、博士号取得(芸術学)。2010年、『ataraxia』(青幻舎、2010年)刊行。 2012年、世界に潜む崇高な美しさを写真にとらえようとした『世界』(赤々舎、2012年) を刊行。2014年、 第66回北海道文化奨励賞受賞。同年、命の誕生の時間を赤裸々に撮りおさめた 『MOTHER』(柏艪舎)を刊行。2015年、『1999』(ナガトモ)を刊行するなど、精力的に作品を発表している。

 2011年からは、北海道根室市からの委託により、根室半島沖に浮かぶユルリ島に生息する野生馬の撮影を続け、2017年に第33回写真の町東川賞特別作家賞を受賞。


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<ESPACE KUU 空 | エスパス・クウ>
〒170-8470 東京都豊島区西巣鴨3-20-1 大正大学5号館1階 http://taisho-kuu.tokyo
都営地下鉄三田線・西巣鴨駅徒歩2分/JR埼京線・板橋駅徒歩10分/都電荒川線・庚申塚駅又は新庚申塚駅徒歩7分
会場・開場時間に関する問い合わせ:大正大学学長室企画調整課 TEL: 03-3918-7311(代)


<展覧会「ユルリ島の野生馬」メディア掲載>
・SHOOTING
http://shooting-mag.jp/news/exhibition/01524.html
・CAPAカメラネット
http://capacamera.net/exhibition/pickup/180413_okada.html
・デジカメWatch
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/exhibition/1115441.html
・サンスポ
http://www.sanspo.com/geino/news/20180406/prl18040611320054-n1.html
・SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/180406/prl1804061132038-n1.htm
 
 
  1. 2018/04/01(日) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ 第33回東川賞受賞作家寄贈作品展

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第33回写真の町東川賞受賞作家寄贈作品展

【会期】 2018年1月10日(水)~1月30日(火)
【会場】 北海道<写真の町>東川町文化ギャラリー
【時間】 10:00~17:30・会期中無休
【料金】 200 円(町内100 円)

お問い合わせ:東川町写真の町課
〒071-1423 北海道上川郡東川町東町1丁目19番8号
TEL.0166-82-2111
FAX.0166-82-4704
E-mail:photo@town.higashikawa.lg.jp

東川町文化ギャラリー
http://photo-town.jp/index.html
 
 
  1. 2018/01/09(火) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連

■ 雑誌『スタジオNOW』インタビュー記事掲載 / 2018年1月号

写真家の活動を通じて社会が動いていくことの価値
作家の表現活動が写真業界の枠を超えて社会に広まっていく意義を考える

 2008年木村伊兵衛写真賞、2014年北海道文化奨励賞を受賞。写真家・岡田敦氏は、北海道・根室沖に浮かぶ無人島 “ 幻の島 ユルリ島 ” の撮影を続けている。その活動が評価され、2017年、第33回「写真の町 東川賞」特別作家賞を受賞した。岡田氏の活動を通じてユルリ島がふたたび歴史の表舞台に出はじめたこと、地域全体が歴史的社会的価値の気づきを得ていることなどについて伺った。


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― 受賞理由の、ユルリ島での活動について。
岡田氏 「ユルリ島の野生馬」は、北海道・根室沖にある無人島に生息する野生馬を追ったシリーズで、2011年から撮影を始め、今年で8年目になる。ユルリ島には1950年頃、昆布漁の動力としてはじめて島に馬が持ちこまれたと聞いている。当時、漁師たちにとって馬は生活に欠かせない存在だった。その後、機械化の時代を迎えるとともに馬たちはその役目を終え、1971年に最後の漁師が島をあとにし、馬だけが島に残された。漁師たちは5年ごとに牡馬を入れ換えるなど島の馬の生態系を管理していたが、高齢化が進み、2006年に雄馬を島から引き上げ、雌馬だけが島に残ることになった。彼女たちは、いずれこの島で土に帰る。かつて地元新聞の記事でユルリ島を知った私は、歴史や自然を写真に残し、島から馬がいなくなった時、こうして作品として残すことによって社会的にも大きな意味をなすだろうとの思いで、上陸許可を求めた。ユルリ島は北海道の天然記念物に指定されており、通常では上陸することができないが、歴史を記録する趣旨で、根室市の委託というかたちで許可が下りた。私が初めて島に上陸した 2011年の夏には12頭いた馬は、2017年の夏には3頭まで減っている。冬場はマイナス15度にもなる厳しい環境のユルリ島は、遮蔽物がないフラットな地形。そのなかで馬たちは、野生動物と同じようにただ生きるために一日中草を食べ続ける。こうした馬たちの生の営みを写真に収めることは、消えゆく馬たちの命を見送ることでもあると考えている。たとえば、これまでユルリ島で命を紡いできた馬たちがいなくなってから、新たに別の馬を連れていっても、その後、島の馬の歴史を継承できるかというと、それは難しい。何十年もの時間のなかで、ユルリ島の馬たちはその環境で生き抜くすべを学び、そして子孫に継承してきた。水が湧く場所や厳冬期の餌(アイヌミヤコザサ)の探し方など。もともとは人間が教えたことを、馬たち自身が脈々と伝えてきたのだ。いま生きている3頭がすべて死んでしまったら、それを継承するルートが途絶えてしまい、新たに馬を放しても、生き延びら れないのではないだろうか。そんなユルリ島には、死んだ馬の屍も横たわっている。眠っているように見えるものから、白骨化したものまで。こうした生と死の営みに “ 美の本質 ” を見いだした気がした。生きている馬の姿だけが美しいのではなく、この島で生き、死んでいった馬たちの姿も同等に美しく、それも含めて大きな “ 自然 ” であり、歴史の遺産なのだと感じている。


― 根室でもいろいろと動きがあったようで。

岡田氏 私の作品や活動が新聞など各方面でとりあげられ、根室の人々がユルリ島の現状を知ることとなり、島の文化的価値、歴史的価値の再評価にもつながっているようだ。そうしたなかで、2017年5月、北海道中小企業家同友会くしろ支部根室地区会が公開シンポジウム「ユルリ島はどうあるべきか」を開催。その際のメンバーが中心となって「根室・落石地区と幻の島 ユルリを考える会」を同年9月に設立した。馬だけでなく、高山植物、海鳥などがバランスを保って美しい風景を構成しているユルリ島の素晴らしさ、歴史的文化的価値を見直す活動に取り組んでいる。“ 北海道 ” は命名されてからまだ150年しか経っていない。歴史や文化を継承する土壌はまだ成熟していないし、自然は当たり前に存在するものだった。だが、それらを守ってゆかなければという空気が少しずつ醸成されてきたのを感じる。その土地の自然や風土を守ることで、歴史・文化が継承され、それが地域の魅力となり、結果として観光に寄与することもあるだろう。まずは価値を見出すこと、発信することによって、文化的意義や歴史的価値をあらためて見直してゆくことが重要だと考えている。


― 根室に、岡田さんの作品を展示する施設をつくる計画もあるとお聞きしたが。

岡田氏 ユルリ島の魅力を発信するためのひとつとして、「根室・ 落石地区と幻の島 ユルリを考える会」がそうした施設の開設を目指している。私が昨年東川賞を受賞したことはこの上ない喜びだが、写真界の賞が業界を超え話題となり、一般社会に影響を及ぼすことなどそうはない。しかし、作品や活動がメディアを通じて発信され、地域社会が動き、このような会が設立されると、それがより大きな活動に変わってゆき、様々な可能性を生み出す。“ 社会がより豊かになること ”、それこそが芸術においてもっとも価値あることだと思っている。


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※「スタジオNOW」2018年1月号より抜粋
 
 
  1. 2018/01/08(月) 00:00:00|
  2. 作品「ユルリ島」関連
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